外構工事、着工です。
先日仕上げた 基礎「はきつけ仕上」 もしっかりと乾き、今日は、外構下地作りです。
昨年の建物着工時には、すでに外構計画が決まっていましたので、そのことを考慮して、
地盤の高さを決めています。
今回の外構工事の高低差は、最大で約100㎜程度で、玄関前を基準に、
その範囲内で微調整をしながら、下地を作ります。
まずは、全体の仕上がりのイメージを打合せをして、奥から作業を開始します。
建物周りの整地が終わったら、次は、「犬走り」に防草シートを敷いてから、
砂利を敷きます。
一般的に「犬走り=砂利」というイメージがありますが、
必ずしも砂利である必要はありません。
芝を張っても良いですし、コンクリートを打設する事もあります。
住宅の場合の「犬走り」は、基礎への泥はね防止が主な役割なので、
その役割を果たせれば、何でも良いのですが、
コストと後々のメンテナンスとのバランスを考えると、
やはり砂利を敷くのが一般的です。
そして最近では、今回のように、砂利を敷く前に「防草シート」を敷く事が、
多くなってきました。
「防草シート」は、読んで字のごとく、草(雑草)を防ぐシートです。
このシートは、下からの雑草の突き上げ防止と、上から根張り防止に効果があります。
しかし、雑草も生きるのに必死で、
時間がたつと、基礎とシートの隙間から顔を出したり、
シートの上の砂利に根を張ったりもします。
それでも、このシートを敷くことで、「草むしりの手間」が、かなり軽減される事は、
間違えありません。
砂利敷を終えると、お隣との境界線に、ブロックを設置します。
このブロックは、お隣との段差を解消すると同時に、
中に土を入れて、花壇としても使えるので「一石二鳥」です。
この後は、全体の「不陸」を再度調整し、十分に転圧をかけて、
本日の作業は、終了です。
お疲れさまでした。 <(_ _)>
P.S.
雑草は、厄介なものですが、以前、昭和天皇が「雑草ということはない」とおっしゃっていたように、
それぞれには個性があり、花も咲かせます。
また、「雑草魂」なんて言葉もあるように、決して単なる厄介者ではないようです。
我が家の裏のお宅の雑草も、この時期、色とりどりのきれいな花が咲きます。
案外それがナチュラルで、良い雰囲気なのですが、先日、それがきれいに刈られて、
少し残念な気持ちです。
「雑草」と嫌わず、1つ1つの草の名前を調べたりして、うまく付き合っていくのも、
1つの方法だと感じる今日この頃です。