大工さんの外回りの作業が完了しました。
先週は屋根の下地まで終わり、今週は2階外部構造用合板張りからのスタートです。
<5月23日>
さて大工さんは、構造用合板を張り終えれば、次は防水シート張りです。
今回は、3日目を除いて天候に恵まれ、順調に作業を進めることが出来ました。
我々が採用している「在来工法」は、雨風の影響を受けなくなるまで、比較的日数を必要とする工法で、最近ではそれを嫌ってなのか、もっと早くできる工法が主流になりつつあります。
しかし、あえてこの工法を採用するには理由があるのですが、それを今ここで書くと長くなるので、まずはポイントだけ。
日数が必要な工法は、言い換えれば日数をかけられる工法で、早い工法は、早くやらなければならない工法。
この違いが我々の「拘り」であり「想い」です。
どんな工法にも、メリット・デメリットはあります。
工期が必要な工法は、建築屋にとってデメリット。早くできるのは、建築屋にとってメリット。
この「建築屋にとって」が、「お客様にとって」でもあれば良いのですが、必ずしもそうでは無いこともあります。
そもそも在来工法は、雨が多い日本の気候風土に合った伝統工法ですから、そのことを考慮した造り方です。
自動車も新型が出ると、どうしても古い型が霞んで見えますが、後で振り返って「名車」と呼ばれるものも、そこに含まれています。
<5月24日>
今日は、サッシの取り付けです。
それから、昨日葺き終わった屋根板金は、
こんな感じです。
<5月25日>
今日は、雨の予報。
でしたが、雨は朝方にパラパラとふっただけで、作業開始前にはすっかり晴れました。
という事で、今日は外壁通気層下地です。
今回の外壁は、縦張りなので下地は横方向です。
防水シートに印をつけて、キッチリ等間隔で下地をします。この後、外壁屋さんが、この下地に外壁材を留め付けるのですが、その職人さんが作業しやすいように下地をするもの大切なことです。
建物が完成するまでには、多くの業種の職人さん達が携わり、それぞれ係わり合います。キッチリとした仕事で次の職人さんにバトンタッチすることは、良い家造りの基本です。
それから、今日は午前中で作業終了です。
それは「花粉」が原因です。そう、大工さんが花粉症で作業に集中できないので、午後から耳鼻科へ。
これも良い仕事をするめに大切なことです。常にベストコンディションで!
<5月26日>
お医者さんは、凄いですねぇ。
昨日、花粉症で辛そうだった大工さんも、すっかり元気です。
なんだかんだ言って、お医者さんに診てもらうのが一番です。
という事で、昨日に引き続き、黙々と外壁下地です。
<5月27日>
そして、JIOの躯体検査。
勿論、合格でした。
<5月28日>
昨日に引き続き、1階床下地です。
来週からの大工さんの作業は、内部下地へと移ります。
どうぞ、お楽しみに!!
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