今日は、朝から土間コンクリートの打設です。
コンクリート打設前に、
コンクリートの打設開始です。
ある程度、硬化した頃を見計らって、
2回目の均し(金ゴテ押さえ)です。
季節やその日の天候によっても違い、
今回のように、土間の面積が広く、晴れて気温が高い日は、
「硬化を待つ」というよりは、
「待つ暇もなく、次から次へと仕上げていく」といった感じです。
そして、一番難しいのが、化粧目地を入れるタイミングで、
これは、コンクリートが硬くなりすぎてもダメで、その逆もダメです。
特に、今日のように天気が良く、気温が高い日は、
そのタイミングがピンポイントになるので、気を使います。
コンクリート目地は、
コンクリートの割れ軽減や、割れる位置を集中させる目的があります。
コンクリートは、ご存知の通り、流動性がある状態で打設して、
時間の経過と共に硬化します。
水との化学反応で硬化するコンクリートは、初期段階で一度膨らみ、
硬化するに従って縮みます。
また、硬化後も外気温の変化によっても多少、伸び縮みします。
この、コンクリートの収縮が、割れの原因の一つになります。
そして目地には、いくつかの種類があり、
ある程度、積極的な目地として、ゴム状の目地材を挟み込むタイプや、
目地を10cm前後にして、そこに化粧砂利や芝生を敷いたりします。
これとは別に、目地をあまり目立たせたくない場合は、
今回のような、「化粧目地」という方法があります。
積極的な目地のほうが、割れに対するリスクは少ないのですが、
「絶対に大丈夫」ということでは、ありません。
「土間の目地は、割れを軽減するためのもの」と、ご理解ください。
それから先ほど、
「コンクリートの収縮が割れの原因の一つ」と書きましたが、
別の原因として、土間の強度の問題があります。
これは単純に、コンクリートの厚みや鉄筋の入れ方の話で、
その地域の地盤の強度によっても違うのですが、
しっかりと考えれば、事前に対処するこ事ができます。
しかし、この「土間」に対する考え方は人それぞれで、
「駐車スペースだから、ヒビは気にしない」というのも一つの考えで、
そうなると、余分なコストをかける必要もなく、
その辺は、お客様とじっくりう打ち合わせをして、
選択、判断する必要があります。
さて、3人の職人さん達は、休む暇も無く2回、3回と金ゴテで押さえ、
午後3時頃、ピカピカに仕上がりました。
お疲れ様でした。 <(_ _)>
後は、ゆっくりと養生です。
次は来週の月曜日、止め枠のみ解体予定です。