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参考にならない資料

最近は、インターネット広告を中心に、色々な情報(資料)があって、とても便利な時代です。

そして、ほとんどの会社に、ホームページ(HP)があるので、それを見れば、改めて資料請求をするまでも無いのですが、それでも、実際に手にする資料が立派だと、その会社のイメージは、良くなります。

情報があふれている現代。

家に居ながらにして、多くの情報を集められる現代では、人から伝え聞く情報(紹介)よりも、ホームページや見ず知らずの人が書いた、 「口コミ」 のほうが参考にされ、実際に話を聞く前に、インターネット上で、絞り込まれてしまうのが、ほとんどです。

「良い仕事をしても、知られなければ、無いのと同じ」 ということもあり、「情報をいかに上手くコントロールするか」 が鍵になります。

ですから、なおさらの事、最初のインパクトが重要になり、その流れで、その後もイメージ重視の見積りや打合せが続くことが、多く見受けられます。

建築屋さんも、お客様も、この状態に慣れているのかも知れませんが、大雑把な見積で、イメージ写真やおしゃれなパースのみでする打合せは、具体性に欠け、あくまでも 「想像の世界」 です。

そして、最後に工事が完了して、初めて 「現実の世界」 と遭遇し、それが最初のイメージと同じか、それ以上であれば良いのですが、そうではないことも多々あるようです。

イメージ資料を重視した、視覚に訴える説明は、お客様の想像力を必要以上にかきたて、「勘違い」 をさせてしまうこともあるのです。

建売住宅は別として、注文住宅やリフォームは、完成形を先に目にすることは出来ません。

それでも、建築屋さんはプロですから、その完成形を自分の頭の中に思い描けるはずです。

ですから、見積や打合せの段階では、完成形に近いところまで、お客様がイメージできるような資料を作り、時間を掛けて説明するべきで、それ以上の派手な資料を見せて、勘違いさせることは、結果的に、お客様の不満へとつながります。

同じ資料を見ても、人それぞれ、想像力は違いますから、「勝手に想像した」 と言ってしまえば、それまでですが、だからこそイメージしていただく資料は、派手にできないのです。

 

「木の森」 でお持ちする資料は、他社の資料から見れば、少し物足りないかもしれません。

それは、資料に加え、ご説明させていただきながら、少しずつイメージを膨らませていただくためです。

イメージしていただくのは、我々が考える 「完成形」 の少し手前まで。

後は実際の工事の様子を見ていただきながら、完成したときに実感していただきたいと考えております。

 

 

 


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