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2015 夏休み

夏休みは、毎年キャンプです。

天気がどんなに悪くても、キャンプです。

と言うか、毎年大雨です。

最近は、行く直前に天気予報を見てから、目的地を決めていましたが、それでも雨でした。

 

今年も当然、天気予報を見ましたが、ここ数年、蒸し暑い夏が続いているので、涼しい北を目指すことにしました。

目的地は、道北 豊富町の兜沼で、2泊します。

 

兜沼までは、約300㎞と距離があるので、家族4人と大荷物を積んで、

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朝、早めの出発です。

 

出発して約4時間、名寄までは天気も良く、順調でしたが、


その先、突然の雨。

約30分間と短い間でしたが、前が見えないほどの大雨でした。

やはり、どこかで雨には降られるのが、我家のキャンプです。

それでも、目的地に到着する頃には、スカッと晴れ、予定通り(?)です。

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雨上がりの蒸し暑い中、テントを張り終えたら、夕飯の支度です。

夏キャンプ2015-3

我家のキャンプは、妻の主婦業の休暇も兼ねていますので、

基本的には、男チームで全て準備します。

しかし、男3人のうち子供2人は、遊びまわって戦力外なので、結局、私1人で準備します。

そして、キャンプ暦40年の私のこだわりは、ご飯炊きです。

ここ数年は、南部鉄の釜で炊いています。

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「はじめチョロチョロ、中パッパ、赤子泣いても蓋とるな」と言いますが、

私の場合は、「はじめパッパの中チョロチョロ、赤子無く頃チョイ味見」です。

火からおろすタイミングは、釜から立ち上がる湯気の香りと、音で判断します。

水加減や火加減で、炊き方を調整できるので、通常は、「ふっくら軟らかめ」のご飯も、カレーライスのときは、「少し硬め」と自由自在です。

時には、最後に火力を上げて「おこげ」を作ったりと、家族からは好評で、特に子供達は、「誰が、おこげを食べるか」で、いつも喧嘩しています。

この「おこげ」ですが、昔、ガス釜で炊いているときは、よく食べていましたが、電気炊飯器が登場してからは、キャンプ以外では、口にすることが、なくなりました。

それでも最近は、わざわざ「おこげ」を作る機能が付いている炊飯器もあるようで、やはり日本人は、「おこげ好き」なんですね。

 

電気炊飯器といえば、家電量販店で炊飯器を見ると、その種類の多さにもビックリですが、それ以上に、価格にビックリです。

なんとなく、美味しく炊けそうに見える炊飯器は、大抵10万円前後です。

見た目で分かる訳ではないのですが、値段が高い炊飯器は、見るからに立派で、美味しく炊けそです。

これも、イメージ戦略でしょうか。

 

さて、「キャンプでの大人の楽しみ」と言えば、「子供が寝静まった後に、ゆっくりと飲むアルコール」と言いたいところですが、私も妻も、あまりアルコールが得意ではないのと、普段から「早寝早起き」の習慣が付いているので、結局、子供達と一緒に「早寝」してしまいます。

その代わり、朝は早く、夜明け前の空が白み始める頃から起き出し、歯を磨き、冷たい水で顔を洗い、キャンプ場の周りをぐるっと散歩します。

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散歩が終われば、ゆっくりとコーヒーを飲みながら、日の出を待ちます。

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日が昇る直前、空が赤く染まる一瞬は、何とも言えない贅沢なひと時です。

 

そして、2日目は、食料の買出しを兼ねて、稚内方面へドライブです。

ただ、行くあてもなく、ブラブラと。

最北端の宗谷岬を目指すわけでもなく、景色を楽しみながらのドライブです。

 

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今晩の、「親父カレー」の食材を買い揃え、最後は、豊富温泉へ。

 

途中、運転している私を差し置いて、居眠りしている家族に、約20kmの林道のプレゼント。

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居眠り家族は、しっかりと目を覚まし、途中、姿を見せる動物たちに、子供達は大喜びでした。

妻は、「対向車が来たらどうするの?」と、不安げでしたが、地元の人も知らないこの道、対向する車などあるはずありません。

案の定、対向車と1度もすれ違うことなく、舗装路に戻り、しばらくして豊富温泉に到着です。

 

豊富温泉は、北のドライブの際、必ず立ち寄る温泉です。

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この温泉は、100年近く前に、石油を採掘している最中に見つかった、珍しい温泉で、「油風呂」と呼ばれるだけあって、油(石油)臭いのが特徴です。

しかし、この臭さに反して、火傷や皮膚の病気に良く効くという事で、全国から「湯治」に訪れる人も少なくありません。

なんだかんだと、2日目も無事終わり、最後は「絶品、親父カレー」で、締めです。

 

力の抜けた、のんびりキャンプも最終日の3日目。

昨日の朝と同じく、日の出コーヒーを1人楽しみ、昨晩の残りご飯で、チャーハンを作り、パンを焼いて、家族で早めの朝食。

後は、片付けをして、300km離れた我家への帰り支度です。

今回は、来る途中の雨を除いては、天候にも恵まれ、キャンプ場で、テントや寝袋を干して、しっかりとメンテナンスまで済ませ、帰宅の途につきました。

 

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途中、花が咲いていない、オフシーズンのサロベツ原野など、寄り道をしながら約8時間、目だった渋滞もなく、無事帰宅しました。

 

今回も、体力的には、ハードな夏休みではありましたが、気分はしっかりと、リフレッシュできました。

妻も、日ごろの家事仕事から少し解放され、リフレッシュできたことと信じます。

 

車から荷物を降ろし、片付けが1段落したところで、子供達に「キャンプ楽しかったか?」と聞くと、次男が元気よく「楽しかった」と答え、さらに何が一番楽しかったかを尋ねると、「ガリガリ君が当ったこと」と答えた次男。

そう、2日目に行った豊富温泉で、風呂上りに食べたアイスの「ガリガリ君」のことです。

今回、車での走行距離、約1,000km、そしてキャンプ、焼肉、温泉 等々。

これらの全てが、ガリガリ君の当り棒1本に、かき消されてしまいました。

次回のキャンプでは、「当り付きのアイスは絶対に食べさせない」と、心に固く誓いました。

これが、2015年 我家の夏のキャンプでした。

夏キャンプ2015-15

 

 

 


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