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東雁来モデルハウス 22

内部下地と外壁工事。

大工さんは、先週で外部の作業が完了し、今週からは内部作業です。

まずは、1階床下の断熱です。


最近の建築業界は、断熱競争が盛んで、その工法も色々あって、どれを選んだらよいかを迷う方も多いことでしょう。
「断熱は高性能な方が良い」。
確かにそうなんですが、バランスも大切です。そのバランスとは、建物全体もそうですし、コストや実際の効果など色々です。
今回のモデルハウスは、そんな事を考えて、「バランスの良い、心地よい断熱」をご提案できればと考えています。

東雁来モデル壁断熱1

建築に限った事ではありませんが、高性能・高機能が必ずしも「万能」とは言えません。
「良い物が欲しい」と思う気持ちは誰も同じですが、「良い」と思う感覚は、人それぞれです。
最近の断熱競争は、「高性能」を押し売りしているようで、少し違和感があります。
我々建築屋は、頭ごなしに「良いですよ」と進めるのではなく、まずは、それぞれの特徴(長所・短所)をしっかりと説明し、お客様ご自身が判断できるような資料を提供するべきでしょう。
「一長一短」という言葉があります。そして、薬にも副作用があるように、全てにおいて万能という物は、なかなか無いものです。
ただし、建築での長所・短所は、薬の副作用はと違い、人によっては短所を長所と感じたり、その逆もあります。ですから尚更のこと、高性能は押し付けではなく、しっかりとした説明が必要です。

さて、断熱材を入れ終わり、壁の下地がある程度進んだ状態で、次はユニットバスの組立です。


今回のユニットバスは、シンプルなデザインと使い勝手を重視しました。
初めて家を建てるとき、拘り過ぎて、派手な感じになってしまうことが多いのですが、リフォームの打合せをお客様としていると、その拘った部分をシンプルに直す工事が、意外と多いんです。
そして、お風呂のリフォームで重視するのが、清掃性です。オプションが色々付いたユニットバスは、一見豪華でオシャレに見えますが、その入り組んだ形状は、掃除の事を考えると・・・。
という事で、今回は飽きの来ない掃除のしやすいシンプルスタイルにしてみました。モデルハウスとして見ると、少しインパクトが薄いかも知れませんが、長く使ってみれば、納得できることも多々あるはずです。

さて今週はもう1つ、外壁工事も始まりました。


前回のブログでも書きましたが、今回は縦張りの金属系のサイディングです。
こちらもユニットバス同様、シンプルで飽きの来ないデザインです。この金属系の外壁材の特徴は、やはり耐久性です。耐久性があるという事は、メンテナンスのサイクルが長く、建築当初のコストが少し上がったとしても、入居後のメンテナンス費の軽減につながります。
一般的には、新築時であれば何とかなる予算も、入居後に改めて貯めるとなると、結構 辛いものです。ただし、デザイン的な好みもあるので、金属系が万能という事ではありませんが。

今週も、暖かかったり、寒かったりでしたが、春は一歩ずつ近づいているようです。
来週も、大工さんを中心に作業はどんどん進んでいきます。どうぞ、お楽しみに!

 

 

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