外壁張りました。
今週は、週の初めは天気が良かったものの、水曜日頃からは天気が崩れ雨の日が多い1週間でした。
それでも週の前半で外壁のほとんどを張り終えることができ、一安心です。
材料はあらかじめ、裏表を塗装しています。
これは、張ってからの塗装だと、片面(表面)だけしか塗ることが出来ず、「反り」の原因になったりします。
また木板は、時間の経過と共に若干の縮みも予想され、その際できたすき間が着色されていないと目立つので、ひと手間かけて張る前に両面塗っておきます。
そして張るときは、左右の柄(木目)を合わせるのが「こだわり」です。
誰も気付かないかも知れませんが、1枚の材料から玄関ドアの左右の材料を取り、木目の流れを合わせます。
「気付かれない」。
少し残念な事のように聞こえるかも知れませんが、生活をする上で心地よい住宅とは、生活の邪魔にならない空間である必要があります。
「気付かれない」は、言い換えれば違和感がないという事でもあります。
適当に張った外壁は、もしかしたら「何か分からないけど変」といったような、違和感ある空間を造り出すかも知れません。
「何は分からないけど変な空間」と「何か分からないけど良い空間」は、「何か分からない」と言うだけあって、その原因がはっきりしません。
しかし、「心地よい空間」に理由は必要ありません。「気付かれないこだわり」の積み重ねこそが、心地よい空間造りには必要だと考えます。
さて内部は、天候に左右される事なく順調に作業が進んでいます。
今週は、壁の下地が完了し、天井下地、天井耐火ボード張りと作業が進み、フロアーの一部を張り始めました。
来週は、フロアー張りの続きと、今まで造ってきた下地に耐火ボードを張る作業です。このボードを張る作業も「下地」なのですが、常に仕上の気持ちで作業を続けます。
それから、外壁のコーキングを月曜日から予定しているのですが、月・火曜日と雨の予報になっているのが心配です。様子を見ながら無理せず作業を進めようと思います。
今週1週間、お疲れ様でした。
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