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清田区 Mi 様邸 新築工事 10

 

仕上げ工事

先週で大工さんの作業が終わり、仕上げ工事です。

まずは、電気開口と天井の断熱(ブローイング)です。


今回は、塗装工事がありませんので、断熱工事が終わればクロス工事です。

まずはパテ処理。


耐火ボードの継ぎ目やビス頭を中心にパテ処理を進めます。
この工程は、最終的なクロスの仕上がりに直接影響しますが、大工さんが張った耐火ボードの精度によっても掛かる手間は変わり、さらに言えば、大工さんの手間も基礎の精度によって変わります。
最終的に一生懸命パテ処理をして、きれいに仕上がれば良いのではなく、それまでの一つ一つの丁寧な作業が良い仕上がりにつながります。
ですから、クロス屋さんが気持ちよく作業できる建物は「良い造り」ということになり、クロスの職人さんに話を聞けば、建築業界の裏事情は分かるかも知れませんね。

パテ処理が終われば、いよいよクロスを張り始めます。

清田区 Mi 様邸 内装工事3

クロスは、まず天井から張るのが「お約束」です。
壁を先にすると、天井を張るときに壁にノリが付いてしまうなど、始末が悪いからです。

天井を張り終え、壁へと作業が移ると途端に明るくなり、部屋らしくなります。

清田区 Mi 様邸 内装工事4

これを見ると、同じ間取りの建物でも内装の色によって随分 雰囲気が変わることが分かります。
シックな色で落ち着いた雰囲気にしたり、部屋を広く見せるために天井に濃い色を使って、天井を低く見せたりする事もあります。
ただこれは、人の感覚によって違いがあるので、イメージするのが難しい部分でもあります。

クロス工事が終盤に差し掛かる頃、

清田区 Mi 様邸 設備機器1

次の工程の資材が搬入されました。

照明&設備機器の仕上げです。


外部の左官工事はこの時期 微妙で、今年は雪の降り始めが早かったことと、その後の天候が不安定なこともあり、来春以降の工事としました。お客様にはご迷惑をお掛けしますが、より良く仕上げるためでございます。

清田区 Mi 様邸 美装

そして美装工事終了後、FFストーブの取付、流し前コーキング、網戸取付で工事完了です。

ストーブ

最後に、VOCの測定です。


これは、シックハウス症候群の原因の一つとされている揮発性有機化合物の測定です。
近年、住宅の高断熱・高気密化と共に問題視されてきたシックハウス症候群や化学物質過敏症の原因は、 主に塗料や接着剤などに含まれる化学物質と言われています。ただ、建材はすべて基準値内のものを使用しているので問題ないのですが、引っ越し後に持ち込まれる家具等にも含まれている可能性があり、「引っ越し前と後の線引き」の意味も含め検査・測定しています。

ただし、シックハウス症候群や化学物質過敏症は、基準値内であれば絶対に発症しないというものではなく、個人差があります。逆に、基準値を大きくオーバーしても発症しないケースも多々あり、判断が非常に難しい問題です。

これで、春先の左官工事を残し工事完了です。

これからメンテナンスを含め、長いお付き合いが始まります。Mi 様、これからもよろしくお願い致します。

 

 

《  清田区 Mi 様邸新築工事 9


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