昨日のスキ取り・砕石下地に続き、今日は鉄筋組です。
最初に、断熱マットを敷いてから、その上に鉄筋を組みます。
「寒冷地」では、冬季間に地表面の寒さが地中に伝わることにより、
地中の水分が凍り、地面を持ち上げることがあります。
さらには、地中の中にある物も一緒に持ち上げてしまい、
それは住宅を持ち上げるほどの力です。
この地中に寒さが伝わり、凍る深さを「凍結深度」と言い、
これは地域によっても違い、札幌近郊では、60cmです。
ですから、住宅の基礎や塀などを作る際は、ベース底を 凍結深度より深くします。
しかし、今回のような駐車スペースの土間の場合、その範囲を全てを、
凍結深度以上堀り下げて、その深さ分のコンクリートを打設するのは、
コスト的にも作業的にも、あまり現実的ではありません。
そこで、発想を変えて、「地表面の寒さを地中に伝えない」という考え方が生まれました。
明日は、いよいよ土間コンクリートの打設です。
雨の心配はなさそうなので、予定通り作業が出来そうですが、
気温が高めの予報なので、要注意で対策が必要です。