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東雁来モデルハウス 19

今日から、土台敷きです。

「雪が少ない」と感じていた今年の冬ですが、先月末にドカッと降り、冬の厳しさを改めて思い知らされました。


それでも、先週後半からは天気も回復し、土曜日には基礎まわりを除雪し、

 

日曜日には雨も降り、雪解けが進みました。

そんなこんなで、今日は天気も良く、「土台敷き日和」です。

朝一番で、プレカット材を搬入し、

土台敷き 1

まずは、「墨出し」です。

土台敷き 2

「墨出し」は、土台を敷く位置を正確に基礎天端に出す作業で、これから始まる大工工事の全ての基準になる大切な作業です。
そして、今まで作業してくれていた、基礎屋さんと大工さんの接点でもあり、この作業がスムーズに出来るか否かで、実質的な作業も気持ちも大きく違います。

土台敷き 3

そして、今回もバッチリ気持ち良く土台敷きが始められ、

さらに作業は順調に進み、あっという間に形になってきました。


とは言うものの、これから微調整をしながら金物を取り付けたり、土台に墨を出したりと、地味な作業が続きます。

しかし、目立たない地味な作業にこそ「繊細さ」が必要で、今日1日じっくり時間をかけて、この土台敷きを完成させます。

そして、基礎と土台の相性も良く、「すき間」もありません。

土台敷き 5

この「すき間」に関してですが、工法によっては「通気」をするために、基礎と土台にすき間を空けてることもあるので、すき間自体が悪いという事ではありませんし、スペーサー(2㎜~4㎜程度)を使ってでも土台が水平に敷ければ、結果として、上に建つ木造部分は同じとも言えます。
さらに言えば、最終的に見えなくなってしまう部分は、途中経過が違っていても「終わりよければ、全てよし」という考え方も世間にはあります。
ただ、物造りに関しては、「終わりよくても、そこそこ」って感じがします。
住んでいる方が感じないレベルかも知れませんが、沢山の業種と職人さんが係わる住宅建築は、技術の積み重ねであると同時に、造る職人さんの意識の積み重ねでもあり、後から作業する職人さんが前の作業の尻拭いをするようでは、その意識もそこそこになってしまいます。

「見た目」では、分からない違いも、「住み心地」として感じる部分は、造る人の意識によって違うんじゃないかなぁと思います。

何十年も住む家ですから、何十年もお客様とお付き合いできる、そんな仕事をしたいものです。

 

 

 

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